佐賀県農業協同組合(JAさが)が持ち株会社2社を新設し、農産物加工や購買生活関連などを行うグループ 会社15社のうち9社を傘下に置くことが分かった。地域農協が関連会社を持ち株会社(ホールディングス)方式にするのは全国初という。地元紙・佐賀新聞などが報じた。

アグリ・生活関連と食品加工関連2社傘下に9社が

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(写真=PIXTA)

持ち株会社2社はそれぞれアグリ(農業)・生活関連と食品加工関連のグループ会社を傘下におさめるという。前者のアグリ・生活関連には自動車販売やガソリンスタンド運営を行うJAオート佐賀、段ボール製造・販売を行うJA段ボールさが、葬祭事業を行うJAセレモニーさがなど6社がある。

食品加工関連には、食鳥生産及び加工販売事業を行うJAフーズさが、飲料製造業のジェイエイビバレッジ佐賀など3社が編入される。

アグリ・生活関連の6社の事業収益は2015年度時点で177億1400万円、食品加工関連の3社の事業収益は210億2000万円と報じられている。

業務を一元化して効率化 将来的にはさらに集約を行う