家電量販店大手のビックカメラ <3048> がビットコイン取引所「bitFlyer」のサービスを旗艦2店舗に導入すると発表した。国内大手小売企業では初の試みといい、7日から試験導入される。また同日にはリクルートライフスタイルが、「モバイル決済 for Airレジ」でのビットコイン対応を公表。コインチェックと連携し、2017年夏頃から開始予定だ。こうした動きが相次ぐのは、今月から改正資金決済法が施行されたこと、訪日外国人が東京五輪に向けて増えることを見越してのことと見られる。

ビックカメラは旗艦2店舗で「bitFlyer」を導入

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(写真=PIXTA)

ビックカメラが最初に導入するのは、旗艦店の「ビックカメラ有楽町店」と「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」で、2017年4月7日からビットコインでの支払いができる。サービス開始を記念し、キャンペーンも展開。bitFlyerが提供するアプリを決済で利用すると、ビットコインがもらえるという企画だ。

ビットコインでの決済の旨を伝えると、レジの専用端末にQRコードが表示される。ビットフライヤーが提供する専用アプリで読み取るとビットコインの価格が表示される。1回の会計で10万円まで使え、ポイントも現金決済と同率でつくという。

ビックカメラは今回の試験導入で一定の結果を得られれば、他店舗への拡大を検討する予定。他の小売企業も、導入に向けて動き出すことが予想される。

約26万店舗利用の「Airレジ」はコインチェックに対応