米国のブランド・コーチが、同じく服飾ブランドのケイト・スペード・ニューヨークを買収することを発表した。買収総額は24億ドル、日本円で約2710億円だ。ドの独立性は保たれ、主要スタッフも引き続き雇用されるという。コーチの株価は買収が発表された5月8日、前の週の金曜の終値から2.05ドル上昇した44.71ドルとなった。翌5月9日にはさらに上がり、45.20ドルと好感されている。

1株当たりの買収額は18.50ドル

ブランド,コーチ,
(写真=Tree Vongvitavat/Shutterstock.com )

1993年に立ち上げられたケイト・スペード・ニューヨークは若い女性を中心に人気を博しているブランドだ。

しかし、株主からは批判の声も出ており、買収のうわさが浮上する前の2016年12月の時点で株価は3年ぶりの安値をつけていた。新たな成長を目指して売却先を探しており、コーチとマイケルコースが買収入札を争っていた。

コーチは今回、ケイト・スペード・ニューヨークの株式を1株当たり18.50ドルで買収する。この金額は、買収話がアメリカで報道された前日、2016年12月27日の終値より、27.5%高い水準だ。買収手続きは、2017年7月~9月期の完了を予定している。ケイト・スペードのブラン

収益が落ち込んでいたコーチの期待

コーチは2013年に売り上げがピークに達した後、14年から15年にかけて収益が落ち込んでいた。今回、ケイト・スペード・ニューヨークを買収することで、若くてトレンドに敏感な「ミレニアル世代」に顧客層を広げることを狙っている。

コーチのビクター・ルイスCEOは、「今回の合意により、両社はニューヨークを拠点とする初の“モダン・ラグジュアリー”なライフスタイルブランドを築くことになる」とコメントしている。

買収を通じて在庫管理やサプライチェーンを統合、年間5000万ドルのコスト削減をコーチは見込んでいる。これにより、ネット通販で行っていたケイト・スペード・ニューヨークの値引きセールを減らし、ブランドイメージを高める狙いもある。(ZUU online編集部)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)