この記事は2026年8月5日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2026年8月5日(水)の午後12時過ぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
日米協調の為替介入を境に、円相場の景色は一変した。日銀会合前の不意打ち介入前から数えて、米ドル円は164円付近から一時155円台まで急落、米国も実弾介入に動いたことで、三村財務官の言うように「精神的支援を超えるもの」が円相場にもたらされた。
今後の動きとしては、2024年夏が一つの参考になる。
当時は米CPIの下振れ直後に実弾介入が入り、その後の日銀利上げ、米雇用統計の悪化、令和のブラックマンデー、FRBの利下げなど円高・ドル安材料が連鎖し、結果的に介入がトレンド転換の起点となった。
日銀の金利水準や貿易収支など、ファンダメンタルズでは依然として円安優勢だが、足元で介入などの円高材料が重なれば、円高が加速する可能性もある。
現在の為替相場の戦略やスタンス
マーケットの焦点は「次の介入はあるのか」だろう。先週、日銀会合前に介入したことを考えれば、どこで実施されてもおかしくはない。
今週7日(金)米雇用統計の前後や、来週11日(火)の祝日など市場参加者が少なくなる局面には警戒感を強めておきたい。
IMFの分類では3営業日以内の介入を1回と数える考え方もあるが、今回は米国が動いている以上、あまり参考にならないかもしれない。
一方で米ドル/円155円割れの水準では、本邦実需のドル買いが厚いとも考えられ、155円を割るには、より大きな力が必要だろう。
いずれにしろ、介入警戒で動かなかった160円台よりもボラティリティが戻っており、取引チャンスは広がっている。
▽米ドル/円 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




