スマホユーザー1100人に対する調査で、10代の情報収集でTwitterなどのSNSが69.4%と検索エンジンを超えて1位となっていることが分かった。SNSの利用者数で見るともっとも利用者が多いのはLINEの88%。気軽に写真加工ができるSNSとして近年人気を伸ばしているSNOWは49%と約半数が利用とInstagramを上回った。

10代でFacebook利用しているのはわずか22%

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(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

同調査はジャストシステムがインターネットを利用する15歳から69歳までの男女1100人を対象として行った。10代では15歳から19歳までの100人がアンケートに参加した。

スマホで新しいレジャースポットや、話題のニュースなどの情報収集に利用するサービスについて聞いたところ、全体ではGoogleなどの検索エンジンが最も多い59.3%だったが、10代に限って言えばTwitterなどのSNSが69.4%と7割近くに及び、検索エンジンの54.1%を上回った。

利用しているアプリを見ると10代で利用者が多いのはLINEでおよそ88%が利用。続いてYouTubeの81%、Twitterが75%と続いた。全年齢を通して40%以上の利用者のあるFacebookは10代に限れば22%と低かった。

なかでも特徴的なのは画像加工系アプリSNOWだ。10代の利用者では49%とおよそ半数がSNOWを利用していることがわかった。これはInstagramの43%を上回って4位につける数字となった。SNOWは自撮り写真や動画にスタンプなどを使うことで、簡単にデコレーションする機能に特化している。

自撮りを美しく、もしくは面白く加工して、SNSへというコンセプトは若い女性に受けている。SNOWは10代の女性に圧倒的に支持されていて、10代で見ても男性利用者24%に対し、女性の利用者は74%を超える。

SNOWにとって課題となるのは、写真の共有方法だ。自撮りの加工に特化したSNOWは写真の共有に関しては、他のSNSとの連携が不可欠だ。SNOWの人気は日本に限らず、他のアジア諸国でも高まっていて、例えば若年層のFacebook利用率が高いベトナムではFacebookが加工した写真の主な共有先となっている。

日本では浸透しないスナチャ