「5分でスマホの充電完了」という夢のようなバッテリーを、イスラエルのスタートアップ、Storedot が開発した。

短時間の充電で8時間スマホが使える。同様の高速充電技術は米国などでも進んでおり、安全性が確立されれば、将来的にはスマホなどの小型デバイスだけではなく、電気自動車などに必要な大型バッテリーの高速充電も可能になると期待されている。

通常の高速バッテリーの10倍の速度で充電

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(写真=Storedotウェブサイトより)

「FlashBattery Power Bank」 という名称の次世代バッテリーは、全米民生技術会がラスベガスで開催したイベント、「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で発表された。

通常の高速バッテリーの10倍の速度で充電できるため、「今すぐ電話をする必要があるのに、スマホのバッテリーがない」といった緊急の事態に対応してくれる。

高速充電には専用の充電器「FlashCharge(150W)」が必要になるが、時間に余裕のある時には手持ちの充電器やUSBを使って充電できる点も嬉しい。バッテリー、充電器ともにコンパクトかつシンプルなデザインで、持ち運びにも便利だ。

またiPhone 7には専用の高速充電ケースも発売している。一般的なケース同様、iPhoneにセットして「FlashCharge」で充電するだけで、高速充電だけではなく、衝撃から本体を保護するプロテクターの役目も果たしてくれる。

高速充電がバッテリーの寿命を縮める?