株主になった醍醐味のひとつに、株主優待がある。食事券や自社製品の詰め合わせなど、対象銘柄の特徴が満喫できる優待品もあれば、自由度の高いクオカードなどの金券が提供される場合もある。

いずれにせよ、各企業も自社のイメージアップに繋がるように工夫を重ねているだけあって、配当とはまた違った魅力に満ちた内容が揃っている。

株主優待は権利確定月になると既に株価が上昇しており手が出せないといった状況も生じるため、株価の見極めや、上昇する前の売買を心がけたい。ここでは2017年7月の株主優待について、10万円以下の投資金額でも手軽に入手することができる銘柄を紹介しよう(株価は2017年6月16日終値)。

主になる魅力の一つ「株主優待」

株主優待,7月
(写真=PIXTA)

株主優待を享受するためには、「権利確定日」に株を保有していることが必要条件になる。極端な話、権利確定日の1日だけ株を持っていたのだとしても、株主優待の権利を受けられることになるわけだ。

ただ、株主名簿にちゃんと株主として記載されるためには、購入後3営業日の期間が求められているので、権利確定日までに株を保有するためには、その3営業日前に購入しておく必要がある。2017年7月について見れば、末日の31日が権利確定日のため、権利付き最終日は3営業日前の26日ということになる。その翌日の27日は、株を売っても支障のない「権利落ち日」ということになるわけだ。

10万円以下でゲットできる2銘柄を紹介