ここでいうBATJとは中国ネット企業の4巨頭のことである。市場価値順に以下のようになる。

4位 J=京東(北京) 594.52億ドル、ネットショッピング2位
3位 B=百度(北京) 642.00億ドル、中国最大の検索エンジン「百度」を運営。
2位 T=騰訊(深セン)3362.16億ドル、スマホアプリQQ、微信などを運営。
1位 A=阿里巴巴(杭州)3352.09億ドル、ネットショッピング1位、淘宝網、天猫、アント・フィナンシャル(支付宝を運営)

上位2社の影響力はすでに世界的だ。4社とも現代中国を代表する会社といっていい。それが従来型国有企業の代表である四大銀行(中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行)との提携を進めている。どんな狙いを秘めているのだろうか。ニュースサイト「今日頭条」が分析記事を載せている。

京東+中国工商銀行

中国経済,BATJ
(画像=Webサイトより)

京東と中国工商銀行は先日、合弁協議書に署名した。これは全面的な業務合作である。金融技術、消費者金融、企業信貸、校園生態(学校環境)資産管理、個人情報管理など広範囲に展開する。工商銀行は京東の持つ優れた顧客管理、サービス、AI、流通などのノウハウの助けを借りたいとしている。中国最大の銀行にしては腰の低い物言いである。

百度+中国農業銀行+中国銀行+中国工商銀行