夏の野外フェスの代表格といえば、フジロックこと、フジロック・フェスティバルだ。「フジ」といっても富士山麓で開催されたのは、1997年の第1回のみであり、現在は毎年、7月下旬または8月上旬に、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催されている。

フジロックでは、大自然に囲まれた広大な会場に国内外200組以上のミュージシャンが揃い、複数のステージで演奏するほか、味に定評のある屋台ブース、テントサイトなどが設営される。フェス名には「ロック」と冠されているが、ロックだけでなく、さまざまなジャンルの音楽が一同に会するのも特徴的だ。

旬のアーティストから大ベテランまで登場

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(画像=FUJI ROCK FESTIVAL '17 Webサイトより)

第21回となる今回は、2017年7月28日から30日の日程で開催され、有名どころとしてはビヨーク、CORNELIUS、RADWIMPS、YUKI、Cocco、グループ魂、サンボマスター、小沢健二、レキシ、スチャダラパー、水曜日のカンパネラ、DJみそしるとMCごはんのケロポン定食、くるり、サニーデイ・サービス、LOVE PSYCHEDELICO、加藤登紀子、戸川純 WITH VAMPILLIA、ヒカシュー、THE AMAZONS、ARCA DJ & JESSE KANDA AV……などが出演。旬のアーティストから大ベテランまで、幅広いラインアップとなっている。

この出演陣からも分かるように、フジロックの客層は若者だけでなく、40~50代にも及んでおり、そのこともあってか、野外フェスで問題視されがちな、治安やゴミの問題も比較的少ないという。

オフィシャルサイトには、「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」というスローガンが掲げられ、「その上で、音楽と自然を自由に楽しみ、出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていくフェスティバル。それがフジロック・フェスティバルです」と結ばれている。

もし、あなたがフジロックに参加するなら、お客様感覚ではなく、このスピリットを心にとめておいたほうがよさそうだ。

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