ソフトバンクの国際テクノロジーファンド部門、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが、インドの大手eコマースFlipkartに推定25億ドル投資する。
Amazonのインド市場進出に圧倒されていたFlipkartだが、Microsoftやテンセントなどからも総額14億ドルの出資を受けており 、これを機に本国で再び士気が上がると期待されている。
Flipkart「バランスシート上の現金が40億ドル以上に」
ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる正確な投資額は明らかにされていないが、ブルームバーグが報じた関係者の証言によると15億ドルがFlipkartに直接投じられ、10億ドルがFlipkart最大の株主であるタイガー・グローバル・マネージメントの保有株の買収に投じられる。
総額25億ドルの投資により、ソフトバンクがタイガー・グローバル・マネージメントに代わる主要株主になる。Flipkartは4月にもテンセントやMicrosoft、eBayから14億ドルを調達しており、「現金残高が40億ドルを上回る」との声明を自社サイトで発表している。
一方ソフトバンクは2017年だけでもすでに40億ドル以上、インドのスタートアップのエコシステムに投資しているという(インディアン・タイムズ紙より)。同社のインドにおける投資分野は決済からeコマース、配車サービス、SNSなどへと拡大している。