先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も今月中旬に終わりましたが、一足早く7月中に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもずいぶんと進んだと思われます。

そこで今回は先月の28日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に5社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の引き上げが6社にのぼったのが日立 <6501> とTDK <6762> 、デンソー <6902> で、日立とTDKは市場予想を上回る第1四半期の実績が、デンソーは上方修正により通期の営業利益の見通しが減益予想から増益予想になったことが目標株価の見直しにつながったようです。また、新日鉄住金 <5401> と神戸製鋼所 <5406> 、コマツ <6301> でも5社が目標株価を引き上げています。

◆決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げた銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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