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Written by 谷山歩 123記事

割安度合いにも着目

冷夏の影響は?「ビール大手3社」の株価を比較

夏場はバーベキューやビアガーデンでは、気軽に飲めるビールが活躍する場面は多い。しかし今夏は残念ながら、冷夏かつ雨続きなことで外で飲むビールの機会自体は例年に比べて減ることが予想される。ただし最近では、宅飲みや家飲みが話題になることも多く、雨続きでインドアでの活動が増えるからこそビールの出荷が増えるという考え方もできそうである。

そこで最近のビール大手企業の現状(売行き動向)や株価について、最新情報をお届けしよう。(株価数値は8月18日終値より)

業績はまちまちのビール大手3社

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(写真=PIXTA)

ここで取り上げるビール大手は、以下の3社と主な取扱銘柄だ。

●キリンホールディングス
――アサヒスーパードライ、熟選など
●アサヒグループホールディングス
――キリン一番搾り、ハートランドビールなど
●サッポロホールディングス
――サッポロ生ビール黒ラベル、エビスビールなど

アルコールを飲まない人でもCMや街中の広告で目にする機会も多いはずだ。最近ではビールも様変わりし、ノンアルコールビールや健康志向のカロリーオフ、プリン体ゼロなど様々なスタイルの種類が販売されている。また若者のアルコール離れ(飲み会離れ)もあり、各社は広く売上げをあげるために試行錯誤を行っているようだ。

ビール事業の不調を支えるのは?

キリンホールディングスにおいては、セグメント別の情報としてビール事業単体での売上の発表をしていない。

ただ最近では一番搾りの47都道府県バージョンの販売やノンアルコールビールテイスト飲料の「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」が好調を維持している模様だ。ただ、売上高の減収があることからビール事業が好調であるとは言えそうにない。なおキリンホールディングスは6月に今期の通期純利益予想を大幅に上方修正させているが、ブラジル事業売却によるところが大きい。

アサヒグループホールディングスは、直近の四半期決算短信によると酒類事業の売上高が0.2%と微増したものの、ビール自体の販売は伸び悩んでいるという。売上げを支えたのはアルコールテイスト飲料やその他のアルコール飲料が支えている模様だ。

ビール事業が比較的好調な企業も

一方で比較的ビール事業が好調なのがエビスビールで有名なサッポロホールディングスだ。同社は恵比寿ガーデンプレイスなど不動産事業を手掛けていることでも有名だ。

サッポロの事業は、微増でありながらも第二四半期の売り上げは5%増加。好調の理由はサッポロ黒ラベルの販売が好調を維持した模様。またビール販売の国際事業が好調で、アメリカ市場やアジア市場での売れ行きが好調で前年比で10%伸びている。

一方で、麦とホップや極ZEROといった発泡酒が販売不調となっている。通期業績予想の修正はないにしても、ビール大手の中では比較的ビールの販売は堅調な企業であるといえる。

株価は比較的好調を維持 割安度合いも確認しておきたい

【ビール大手3社ともに株価は好調を維持】

●キリンホールディングス 株価2425.5円 PER19.45倍
●アサヒグループホールディングス 株価4676円 PER20.55倍
●サッポロホールディングス 株価3025円 PER22.28倍

株価チャートを見ると一目瞭然だが、アサヒグループホールディングスが上値を伸ばす上昇のチャート、キリンホールディングスが高値での横ばいのチャート、サッポロホールディングスが高値から押し目(下げ)を作るチャートと3社3様となっている。

割安指標で確認すると、最も数値が低いのがキリンホールディングスで最も高いのがサッポロホールディングスと成っている。PERは低いほど割安度合いが高い指標であるが、今の所業績数値的にもサッポロが最も割高だとみなされているようだ。

最近では自分へのご褒美感覚の地ビールも強い

ここではビール3社を取り上げてみたが、最近では地ビールも流行りだ。最近ではネット通販で気軽に自宅に取り寄せることができるので、自宅でビールの味を楽しみたい人には「ちょっとした贅沢」として受け入れられているようだ。

また最近ではよなよなエールで有名なヤッホーブルーイング(キリンホールディングスと資本提携している)の知名度が高くなっている。プチ贅沢ブームなども後押しして今後は益々地ビールの進出が拡大していくことだろう。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある

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