本記事は、きたの先生(喜多野 修次)氏の著書『97%は無意識 すべてがうまくいく脳の使い方』(総合法令出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

97%は無意識 すべてがうまくいく脳の使い方
(画像=takasu/stock.adobe.com)

達成ルートが見えない目標をどうやって見つけるのか?

達成ルートが見えない目標をイメージするのは難しく感じるかもしれません。
僕たちは長年「現実的であること」を良しとする教育を受けてきましたから、いきなり大きな夢を描くのは慣れていないものです。
でも大丈夫、誰でも簡単にできるコツがあります。
願望を明確にするシンプルな方法をご紹介します。

「魔法のランプ」のワーク

このワークでは、無意識に隠れている「本当に叶えたい願い」を引き出していきます。
ある日、あなたは偶然「魔法のランプ」を見つけました。
ランプをこすってみると、目の前に魔神が現れ、こう言います。

「今から1分だけ時間を与える。その間に願った8つの願望をすべて叶えよう」

この状況をリアルにイメージしてください。

目の前に魔神がいて、あなたの言葉を待っている。
どんな願いでも叶えてくれる。
でも時間は限られている。
そのとき、あなたの口から最初に出てくる言葉は何でしょうか?

「これは現実的だろうか」「お金はかかるだろうか」といった制限を考える前に、心の奥底にある純粋な願いを見つけ出すはずです。

ステップ1 1分間で8つの願望を書き出す
今すぐタイマーを1分にセットし、8つの願望を書き出してみましょう。
ポイントは「考えすぎない」ことです。
もし4〜5個しか書けなくても大丈夫。
このワークの目的は、完璧に8つ出すことではなく、本当に達成したい願望を浮かび上がらせることです。

多くの人がこのワークを行うと、普段は口にしない本音が現れます。
「お金持ちになりたい」という表面的な願いの奥に、「家族を安心させたい」「好きなことに集中したい」といった真の願いが隠れていることがあります。

ステップ2 書き出した願望を確認する
書き出した願望を見返してみてください。
自分の願望を見て、「これでいいのかな」と不安になる必要はありません。
今のあなたの心が求めているものに、間違いは存在しないからです。
それは今のあなたにとってもっとも必要なものであり、人生の次のステージへ進むための重要な手がかりです。

願望は、いったん忘れる

願望を強くイメージするときに、理想を意識しすぎるとどうしても執着が生まれます。
この執着が強くなると、潜在意識は「この人はまだ目標を達成していない」と判断し、現状に引き戻そうとします。
これを防ぐためには、願望に対する過度の執着を避けることです。

願望実現の鉄則は、「決める」「信じる」「忘れる」「叶う」の4ステップです。
このなかでも特に大切なのは「忘れる」ことです。

願望を書き出してから、最初の1週間はイメージトレーニングをしっかりと行いますが、その後は「忘れる」というステップに入ります。
具体的には、願望を一度書いた後、毎日じっくりと見るのではなく、たまに見る程度にしておきましょう。
これは種を植えた後の考え方と同じです。
一度丁寧に種を植えたら、毎日土を掘り返して「まだ芽が出ない」と確認するのではなく、適度に水をやりながら、自然の力を信じて待つ。
みなさんもきっと植物を育てた経験があると思うので、そのときのことを思い出してみてください。

結果への執着は欠乏感を生み出します。
「まだ手に入っていない」「早く欲しい」という気持ちが強くなればなるほど、脳は「欠乏状態だ」と認識し、その状態を維持しようとしてしまいます。
「もう大丈夫、きっと叶う」という安心感を持って忘れることで、潜在意識は「この人はもう満たされている」と判断し、その状態を現実化しようと働き始めます。

強い意図を持って決断した後は、結果に執着せず、目の前のことに集中する。
その余裕こそが、願いを叶える秘訣なのです。

「忘れる」といっても、完全に記憶から消すという意味ではありません。
心の奥底では確信を持ちながら、日常では自然体でいる。
「明日は必ず朝が来る」と信じて眠るのと同じように、当たり前の感覚として受け入れてみましょう。

執着に注意する

重要な注意点があります。
それは、現実が変わらないと感じるようになることです。
この感情は結果への執着の表れです。
執着が強くなると、潜在意識は「まだ目標を達成していない」と認識し、現状を維持しようとします。
つまり、執着していること自体が理想の実現を遠ざけてしまうのです。
このような場合は、メモを一度手放し、リセットしてください。
メモを見なくなったり、意識的に手放したりすることで、執着を解消します。
リセット後、新たな気持ちで願望を書き出しましょう。

執着のサインを見逃さないでください。
「なぜまだ叶わないんだろう」「このメモは本当に効果があるのか」と疑い始めたら、それは執着が強くなっている証拠。
そんなときは勇気を持って一度手放してみてください。

多くの人が「頑張れば頑張るほど結果が出る」と信じていますが、願望実現においては「力を抜いたときほど叶いやすい」という逆説的な現象が起こることがあります。
これは、リラックスした状態のほうが潜在意識が自由に働けるからです。

執着を手放すタイミングは、あなた自身が一番よく分かるはず。
心が重くなったら、それがリセットの合図です。

97%は無意識 すべてがうまくいく脳の使い方
きたの先生(喜多野 修次)
15歳のとき、実家の書斎で偶然手に取った「引き寄せの法則」に関する一冊をきっかけに、無意識の奥深さに魅了される。
それ以来、「人はなぜ変わろうとしても変われないのか?」という問いを軸に、心理学・認知科学・コーチングなどを幅広く学び、何百冊にもおよぶ書籍と数千万円規模の自己投資を通じて探求を重ねてきた。
自らを実験台にさまざまな手法を実践・検証し、無意識の働きを日常に活かす独自のメソッドを体系化。
その講座は「無理なく変われる」「スッと腑に落ちる」と多くの受講者から高い評価を受けており、
現在は講座や執筆活動を通して、「思考より先に、無意識が人生をつくっている」という仕組みを広く伝えている。

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