がん保険契約者またはがん特約を付加している人が2001年以降増えている。ひとくちにがん保険といってもタイプも分かれている。がん保険を選ぶポイントは、保障内容と型をしっかりチェックすることだ。

まずは欲しい保障を明確にする

がん保険,保険選び
(写真=Liukov/Shutterstock.com )

従来、がん保険で基本的な保障は主に以下のようなものだった。

  • がんと診断されたら一時金を給付
  • 入通院や手術に応じ定められた金額を給付
  • 放射線治療に応じ定められた金額を給付

現在は保障内容が保険会社、保険商品によって細かく枝分かれしている。診断による給付では再発などでも規定により複数回給付されるものが増えた。入通院は日額給付だけでなく実費を補てんするタイプも発売されている。

また治療状況に合わせた保障を選べるようになっている。現在、がんの3大治療は手術、放射線治療、抗がん剤だ。長期入院から通院による抗がん剤治療へシフトしているのに合わせて、月額で抗がん剤治療へ給付する保障も生まれているが、保険会社によって給付金額は異なるし、そもそも取り扱っていないところもある。重粒子線治療など先進医療に対応した先進医療特約も同様だ。

保障内容の種類を知り、自分が欲しい保障はどんなものかを明確にする。すると保険会社を少し絞ることができる。

保障される型を選ぶと保険会社が決まる

生命保険の一種であるがん保険も、主契約と特約に分かれている商品が多い。主契約や特約の保障内容は似ていても、その型、つまり保険期間が異なる場合がある。

A社とB社の保険が似ていても、A社は定期、B社は終身ということもある。また同じ会社であっても保険商品により定期型と終身型と両方を取り扱うこともある。

定期型は、割安な保険料の代わりに保険期間を5年や10年など定めている。この保険期間を過ぎると更新が必要となるため、保険料が上がったり、更新できる年齢に限度があったりする点に注意したい。

主契約が終身型でも特約は定期型とするものが多く、自分が欲しい保障をなるべく長く持ちたい場合は慎重に型を選ぶ。加入時の保険料だけで選ぶと、年齢とともに不安が増してきたところで保険料が上がる、といった状況を招きかねない。

欲しい保障でまずは保険会社をある程度絞り、保障される型を選びさらに絞る。そこまですると、あとは保険料や会社の信用度、解約金、支払い方法の取り扱いの幅などで保険会社や保険商品に差が出てくるため、選びやすくなる。