がん保険契約者またはがん特約を付加している人が2001年以降増えている。ひとくちにがん保険といってもタイプも分かれている。がん保険を選ぶポイントは、保障内容と型をしっかりチェックすることだ。
まずは欲しい保障を明確にする
従来、がん保険で基本的な保障は主に以下のようなものだった。
- がんと診断されたら一時金を給付
- 入通院や手術に応じ定められた金額を給付
- 放射線治療に応じ定められた金額を給付
現在は保障内容が保険会社、保険商品によって細かく枝分かれしている。診断による給付では再発などでも規定により複数回給付されるものが増えた。入通院は日額給付だけでなく実費を補てんするタイプも発売されている。
また治療状況に合わせた保障を選べるようになっている。現在、がんの3大治療は手術、放射線治療、抗がん剤だ。長期入院から通院による抗がん剤治療へシフトしているのに合わせて、月額で抗がん剤治療へ給付する保障も生まれているが、保険会社によって給付金額は異なるし、そもそも取り扱っていないところもある。重粒子線治療など先進医療に対応した先進医療特約も同様だ。
保障内容の種類を知り、自分が欲しい保障はどんなものかを明確にする。すると保険会社を少し絞ることができる。