公的年金などに不安を持つ人が多い現代において、人生設計には「投資」という視点が大切だといわれています。しかし投資といっても一体何から始めればいいのか、一般の人は迷うことも多いはずです。

今回は投資のなかでも大切な投資といえる「自己投資」について紹介します。

正しい判断力を培う「自己投資」

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(写真=g-stockstudio/Shutterstock.com)

なぜ「自己投資」が大切になるかといえば、株、不動産、FXなどの投資をする際はもちろん、転職、起業などの人生の大きな挑戦をする際に「正しい判断」ができる能力を身につけておくことが大切だからです。

どの株や不動産を、どのタイミングで買うか。どの会社にいつ転職するか。自分の会社を作るなら、いつ、どうやって事業化するか。このような大事な局面では判断力が問われることが多いからです。

「正しい判断」をするためには知識と経験が必要です。経験はある程度の時間とチャンスが必要になりますが、知識は努力によって比較的簡単に身につけることができます。

「自己投資」とは具体的に何?

それでは「自己投資」とは、いったいどんなことを指すのでしょう。具体的に考えてみましょう。

● 技術を身につける

英語等の語学習得、会計や法律などの各種資格、PC、プレゼンテーションなどの技術取得です。

大切なのは自分の目標に合致しているかどうかです。友人がやっているから、流行しているからではなく、自分にとって必要なスキルを高めていくことは、強い武器となります。

● 体を鍛えて健康を保つ

ジムに通う、テニスやサッカーなどのサークルへの参加、食事管理などです。

仕事を成功させるためにも、人生を楽しむためも健康が一番です。体を鍛えることで、自信が持てる、活動範囲が広がる、判断力が優れるなど、副次的なメリットがあります。

● 好印象を与える見た目をつくる

ファッション、時計、カバン、化粧品、エステなどを吟味することです。

外見を磨くという考え方も大切です。なぜなら、第一印象など見た目が及ぼす影響が大きいからです。

● 経験を広げる

海外への留学旅行、異業種交流会への参加がこれに当たります。

違う文化の世界に触れてみる、違う体験を持つ人と話をするなど、実体験の効果は絶大です。インターネットで検索するだけでなく、自分自身の五感を使って、体験することは大切です。

● 知識を習得する

読書、映画、ブログなどからインプットすることです。

本を読むことは、知識の習得に役立ちます。また最近ではインターネットでさまざまな人の意見や情報を手にいれることができます。