若い人ほど「自己投資」の効果は大きい?

若い時こそ、自分に投資すべきだといわれます。筆者は50代でファイナンシャルプランナーの資格を取りましたが、これはすべての人が社会人になるときに身につけるべき知識だと思いました。

なぜならば「ファイナンシャル」の知識は、余裕のある人生を送るための基礎になると思うからです。特に初級は短い時間で基礎知識を身につけられるので、医者を目指そうと、デザイナーを目指そうと、職種に関わらず役に立つ知識です。

また、若いうちなら失敗しても軌道修正が可能です。「苦労は買ってでもしろ」ということわざがありますが、20代で経験したことはその後の人生の大きな資産になります。早めに自己投資をして、真剣に何かに取り組むことで、自分の進むべき道を見つけることもできます。

「もっと若いうちにやっておけばよかった」と後悔しないように、積極的に取り組みましょう。

特に読書は数千円で手に入る「先人の知識の宝庫」

「自己投資」のなかでも特に読書は手軽なうえ、安い費用でたくさんの情報が手に入ります。先人たちの培ってきた知識も、簡単に手にいれることができます。また出版されるまでに、さまざまな人の手によって確認されるので、インターネットで手に入る情報より正確な場合が多いです。

大切なのは、自分の興味のあることだけではなく幅広い分野の本に触れることです。そのためにも図書館や本屋では、いつも自分が行かないコーナーにも立ち寄ってみましょう。信頼できる先輩や友人にお勧めの本を聞いてみるのもいい方法です。たくさんの情報を手に入れることで、正しい情報を見抜くことができます。

収入の1割は自己投資に使ってみよう

限られた収入のなかから自己投資の費用を捻出することは難しいと思われがちですが、自分の成長にとって大切なことです。たとえば資格取得の学校に通うにしても、書籍を買って読書をするにしても、人が用意してくれたものより、自分が費用を支払ったものの方が人間は真剣になるものです。

自分でお金を払っていないと「絶対に受かってみせる」という気持ちや「読んだ知識は身につけよう」という意欲がわいてこないものです。この意識を変えるために「投資」すべきではないでしょうか。

それでは、どのくらいの費用を用意すべきでしょうか。あまり無理をすれば続けられませんし、少なすぎるとできることが限られます。とりあえずは収入の1割を用意してみましょう。

充実した自己投資ができて、成果を感じられるようになると、もっと自己投資をしたくなる可能性もあります。その際は、自分のなかで優先順位が変わってくるかもしれません。お金の使い方を見直して、可能な限り自己投資に回せるようにしていきましょう。まずは一定の割合で、自分の興味があること、必要性を感じることに、予算をとる習慣を作ることから始めてみましょう。(提供: Incomepress

【オススメ記事 Incomepress】
老後に1億円必要って本当? 生活に必要な額をためる方法
30代既婚者は語る。20代、結婚前に資産運用をはじめるべき理由
知っておこう!結婚後にかかる費用アレコレと対策
不動産投資は「節税」になる! お金持ちほど不動産投資をするこれだけの理由
不動産投資って年金の代わりになるって聞くけど、どういう意味??