本記事は、野呂 エイシロウ氏の著書『仕組み化する人はうまくいく 先延ばしをなくし「すぐやる人」になる55の法則』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。

仕組み化する人はうまくいく 先延ばしをなくし「すぐやる人」になる55の法則
(画像=Quality/Stock_Arts_stock.adobe.com)

時間はケチるお金はケチらない

僕はいつも競争をしています。僕の競争相手は、「昨日の自分」です。昨日の自分よりも少しでも早く物事ができるように競争をしています。
だから、毎日のスケジュールに改善を加えています。最近はじめて成功をしているのが、ダイエットです。
毎日600グラムずつ減らそうと、スケジュールに書いています。
すでに、15日間で7.1キロ減らしましたが、残念ながら元が太りすぎで、アシスタントもまだダイエットの成果に気がついていません。
スケジュールには、体重が毎日減っていく様子と、さらに減少量の平均値、目標達成までの残りの日付も書いています。
目標を達成するために毎日努力をします。僕の体重は90キロ以上なので今は楽ですが、今後は厳しくなってくるでしょう。それでもスケジュールはスケジュールです。

さて、移動はできる限り速いほうがいいと思っています。僕は、前日に移動の仕方も考え、場合によってはスケジュールに書きます。
普通にネットで調べればいいのです。東京の場合、地下鉄は分単位で動くので、そんなに考える必要はありません。乗り換えも超便利で時間の誤差はそれほど生じません。
そこで、ネットで調べて地下鉄の乗り換えルートを考えます。また場合によっては、「A駅からタクシー」「B会場では、タクシーアプリで迎えを依頼」など準備をしておきます。天候によっては翌日のタクシーを前日のうちに依頼しておきます。
当日だと皆がタクシーを使いたがり、なかなか呼べない場合も少なくないからです。当日もし大雨で、びしょ濡れになるのは本当に嫌です。だったら準備をしておけばいいのです。
大切なのは、移動時間を1分でも短くすること。1分でも時間ができれば、その間仕事をすることもできます。
時々、時間がなければタクシーに飛び乗ることもあります。実はこの本の原稿も結構な量をタクシーで書きました。
タクシーなら乗り換えもないので、その間、集中して原稿を書くことができます。多少揺れても書けます。タクシー代が2,000円かかっても、その間に数万円分の仕事をすることが可能となるのです。

サラリーマンの場合は、そんなことは難しいかもしれません。経費で認められないかもしれません。ちなみに私の会社の場合は、社員には遅刻するならタクシーに乗れと言っています。さらに、雨や雪で風邪をひくぐらいならタクシーを使いなさいと。
夜中に帰る時も積極的にタクシーを依頼しています。万一トラブルや犯罪に巻き込まれたら、元も子もありません。

あとは、iPhoneを積極的に使っています。次の移動時間を音声入力すればすぐに検索可能です。
音声入力ができるようになって、僕の仕事は本当に効率的になりました。ものすごいスピードでいろんなことができるようになりました。本当にお勧めです。
自分の経験よりも、何百万人がリアルタイムに使っているGoogleの道案内の力は桁違いに強いのです。それを真剣に考えられるようにしました。
だからGoogleに頼れる場合は何でも頼ります。だって、僕の能力よりも優れていますから…… 。絶対にお願いしたほうがいいです。

スマホは本当に便利です。一方で高価なため、大切に使う必要がありますが、たくさん使うと2年ぐらいでどうせ寿命が来るので、フル活用したほうがいいです。僕はスマホをフル活用。その結果、移動時間がどんどん短くなっています。

さあ、移動時間は1秒でも短く。それで困るのはスキマの読書時間が短くなったことぐらいです。本を読む時間を別に作らねば…… 。

仕組み化する人はうまくいく 先延ばしをなくし「すぐやる人」になる55の法則
野呂 エイシロウ(のろ・えいしろう)
愛知県大府市出身。愛知工業大学卒。学生企業として活躍の後、「天才たけしの元気が出るテレビ」で放送作家デビュー。「ザ!鉄腕! DASH!!」「特命リサーチ200X」「奇跡体験!アンビリバボー」などを構成。同時に戦略的PRコンサルタントとして数々の企業をヒットに導き、次々と成功に導く。「テレビで売上100倍にする私の方法」(講談社)「プレスリリースはラブレター」(万来舎)、「終わらす技術」(フォレスト出版)、「毎日○×チェックするだけ! なぜかお金が貯まる手帳術」(集英社)など。日本放送作家協会会員、日本脚本家連盟会員、日本広報学会会員。

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