「AI(人工知能)技術で高級ブランドのバッグが本物か偽物かを識別するアプリ」を、ニューヨークのスタートアップ、エンタラプティーが開発した。

エンタラプティーのウェブサイトによると現在はシャネルやヴィトン、グッチ、バーバリー、エルメスを含む15の人気ブランドのバッグ に対応しており、検証結果の精密度は96.4% だという。

2012年、インド出身の起業家や技術者によってニューヨークで設立された。今年6月にはシリーズAラウンドを通して、大和証券グループなどからも総額260万ドルの資金を調達し ている。

インド発米国スタートアップが開発、シリーズAで260万ドル獲得

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(写真=Enterupy Webより)

使い方は非常にシンプルで、iOS対応スマホまたはタブレットにアプリをダウンロード後、マイクロカメラ搭載のデバイスでバッグのイメージを読み込むだけ。肉眼では識別不可能な細かい部分を260倍にまで拡大し、識別できる。

あとはAIがアルゴリズム分析を行い、わずか数分後には結果がスマホやタブレットに送信されるという仕組みだ

サービスの利用料金は月額99ドルのベーシックプランから999ドルの豪華プランまで、需要に合わせて選べるほか、エンタープライズ向けのサービス・料金の相談にも応じている。

各プランで設定された識別回数を超えると、商品一点につき10〜20ドルの超過料金が課される。初期費用は299ドル。年払いで20%の割引という特典付きだ。

個人で利用するには少々値が張る気もするので、現時点ではビジネス向けだろう。今後安価で同様のサービスを提供することができれば、高級ブランド好きな一般消費者間で大ヒットアプリとなるかも知れない。