過去1年で最も不動産価格が高騰した国はどこだと思うだろうか? 2016年第2四半期〜2017年第2四半期にかけて、日本は0.2%減で55カ国・地域中50位。アジアでは香港が21.1%増、高い伸びを示したのはカナダの14.2%増という例もあるが、これらをはるかに上回る23.2%というペースで値上がりしたのは、アイスランドだった。

調査は英国の不動産コンサルティング企業ナイトフランクが行った。日本とともにシンガポール(2.1%減)やウクライナ(6%減)もマイナス成長だった。

過去1年で最も不動産価格が上がった20カ国・地域

不動産,価格,ランキング
(写真=Thinkstock/Getty Images)

20位 スロバキア 前年比7.1%増
19位 コロンビア 7.8%
18位 オランダ 7.9%
17位 ルーマニア 8.0%
16位 ブルガリア 8.8%
15位 スウェーデン 9.4%
14位 ラトビア 9.5%
12位 アイルランド 9.6%
12位 中国 9.6%
11位 オーストラリア 10.2%

10位 ニュージーランド 10.4%
8位 インド 10.5%
8位 ハンガリー 10.5%
7位 エストニア 10.7%
5位 トルコ 12.7%
5位 チェコ 12.7%
4位 カナダ 14.2%
3位 マルタ 14.6%
2位 香港 21.1%
1位 アイスランド 23.2%

日本の不動産価格は低迷、シンガポールはさらに下落?

対象国における不動産価格の年間平均成長率は5.6%。マイナス成長に転じたのは、日本を含むわずか5カ国・地域だけであることから、世界の不動産市場が価格面では順調に成長していることが分かる。

特にアイスランドと香港の高騰は目覚ましく、過去半年だけでもアイスランドは11.6%、香港は8.9%の成長ぶりだ。

トップ10の半分が欧州圏で今後も値上がりが続くと予想されているが、ノルウェー(21位)やドイツ(23位)では成長が頭打ちすると見られている。かつて欧州で目立った高騰を見せていた英国は急速に失速し、過去1年の成長率は2.8%。過去3カ月は0.3%減にまで後退しており、少なくとも当面は回復の見通しが立たないとされている。

アジア地域で過去5年、最も価格が上がったのはインド(69.7%)。次いで香港(64.7%)、ニュージーランド(54.0%)、オーストラリア(43.1%)、マレーシア(41.2%)、インドネシア(36.1%)、中国(21.0%)、台湾(17.0%)、韓国(8.2%)だ。

日本とシンガポールは5%前後値を下げた。ナイトフランクの予想によると、日本の価格はこのまま同じ水準で低迷するが、シンガポールはさらに値下りしそうだ。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

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