快走するスターバックスをCOSTAが追う。中国のコーヒーチェーンは激烈な競争を展開中だ。本当に強力なチェーンはどこなのか。経済サイト「界面」が特集記事を載せた。、中国の喫茶店業界のはどこへ向かうのだろうか。

中国のコーヒー文化

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(写真=testing/Shutterstock.com)

1990年代、2000年代の中国を知る者にとっては、ついにこんな記事が出るようになったか、と感無量の思いがある。当時は中国でうまいコーヒーを飲むすべなどなかった。コーヒー好きの駐在員は、日本からコーヒーメーカーを持ち込み、豆も運んで飲んでいた。それ以外に方法はなかったからだ。

日本のUCC上島コーヒーとは無関係の「上島珈琲」が中国本土で展開を始めたのは1997年だった。ロゴはそっくりだが、これは台湾企業である。続いて米国の麦珈琲(McAfee)の進出が1998年、スターバックスの進出は1999年である。また2002年には、中国初の珈琲館出店のノウハウ本が出版された。このころからようやく中国のコーヒー文化は、新たなステージへ移行していく。

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