乱高下を経ながらも増加を続ける時価総額に分裂騒動、最近ビットコインのニュースを耳にする機会が多いと感じる人も少なくないだろう。マーケティングリサーチのマクロミルがビットコインに関する調査を行い、11月7日にその結果を公表した。ビットコインの認知度の高さが明らかとなっているが、購入経験者はまだ多くは無いようだ。

9割に迫る認知度も、詳しく分からない人も半数以上

ビットコイン
(写真=PIXTA)

マクロミルは10月18~19日にかけて同社のモニタ会員を対象にビットコインに関する調査を行った。全国の20~69歳の男女から人口動態に配慮した上で1万人のサンプルを抽出し、その結果を公表した。

初めにビットコインの認知度について尋ねたところ、「知っている」は31.4%、「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」は56.2%となった。2つの回答を合わせたビットコインの認知度は87.6%に上り、多くの人がビットコインを認知しているという結果となった。ただ、「知っている」と答えた人が3割強に留まっている事から分かるように、名前だけを聞いた事がある人も多く、本格的な普及にはもう少し時間が掛かりそうだ。

また、ビットコインの購入経験について尋ねたところ、「購入したことがあり、現在保有している」は2.7%、「購入したことがあるが、現在保有していない」は2.0%となり、ビットコインの購入経験率は5%に満たない結果であった。話題になる事も多く、知名度の高まっているビットコインであるが、購入経験率の上昇に繋がるかどうかに今後注目が集まってくるだろう。

単なる投資商品だけでなく、決済手段としての期待も