2017年12月21日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は昨日20日(水)から、しっかり113円台に乗せてきた。その一方でドルインデックスは下落しており、米ドルは、円以外の主要通貨に対しては下落しているのが実態だ。米10年債利回りが約9カ月ぶりの高水準となる2.5%台へ上昇した割には、米ドル/円の上昇ピッチが鈍いのはそういった背景もある。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米税制改革法案が実際に始動すれば米国内の財政赤字拡大懸念などもあるため、ドル上昇において懸念材料はあるものの、年末にかけて米ドル/円は底堅い動きとなるだろう。ただし113円台後半、月初来の高値レベルである113.74円付近では売り圧力が掛かりそうだ。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。