2018年1月10日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

年初は日経平均が急騰しており、昨日9日(火)は、約26年ぶりの高値を更新した。しかし、米ドル/円はこの動きに追随しなかった。米ドル/円と連動すると言われている米長期金利も上昇したが、米ドル/円の上値は重いまま。むしろ、日銀によるテーパリングの思惑を背景に円高が優勢となり、112円台前半まで下落している。

加えて、新興国通貨が売られていることから、資源国通貨の豪ドルが下落しており、軟調な豪ドル/円が米ドル/円の重石となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在、株高、金利高の流れとなっているが、1月15日(月)の米国の祝日を前に、週末に向けて株価の反落に警戒が必要。短期的にリスクオフになる可能性があり、特に新興国通貨の下落で上値の重い、豪ドル/円の戻り売りを狙いたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。