2018年1月18日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は昨日17日(水)の東京市場で、4カ月ぶりに110.20円付近の安値をつけた。しかし以前から不安視されていた米株が史上最高値圏で乱高下したことを受けて、NY市場に入るとドル買い円売りが強まり111円台を回復した。

米ドル/円の日足チャートをみると下ヒゲを伸ばした大陽線が出ていることから、相場反転のシグナルと取ることも出来る。ただし、7営業日続落後の反転のため、あや戻しの可能性もあり、本日18日(木)の動向が重要となってくる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

テクニカルには、米ドル/円の111.70~111.80円のゾーンがポイントとなる。米ドル/円の日足チャートの200日移動平均線や一目均衡表の転換線などがこのゾーンに集まっているからだ。ここを超えた場合には反発し113円台の回復も視野に入れているが、超えられずに111円台を割り込んだ場合には110円割れを試す展開が予想される。

現在、分岐点に来ているが、その決め手となるのが、来週23日(火)の黒田日銀総裁の発言だ。明確なトレンドが出るのは、最終的にそこまで延ばされる可能性がある。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。