2018年1月26日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

ムニューシン米財務長官の「弱いドルは貿易のために望ましい」との発言をきっかけに、米ドル安が加速した。米ドル/円は、節目の110円を抜けて一時108.50円付近まで下落。

ところがその後、トランプ大統領が、ムニューシン米財務長官の発言を否定したことで、米ドルの買い戻しが入った。

これらの発言の真意は不明だが、2018年のトランプ政権は、通商政策に注力すると言われており、通貨安は貿易赤字削減には有利となる。また、22日(月)には、洗濯機と太陽光パネルに輸入関税をかけるセーフガードを発動し、11月の米中間選挙に向け、通商政策にさらに力を入れることが予想される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプ政権の思惑を背景に、基本的な米ドル安トレンドは継続すると見ている。米ドルは、対円以外にも、全般的に下落余地が拡大した。引き続き米ドル/円は、戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。