2018年2月2日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

31日(水)に行われた、トランプ米大統領の一般教書演説は、お行儀良く無難に終わった。

マーケットの注目は、米10年債利回りの上昇で、節目だった2.63%を超えて、一時2.79%まで上昇した。通常、金利の上昇は株価にとってマイナス要因となるが、イエレンFRB議長の舵取りが上手だったこともあり、金利が緩やかに上昇すると同時に、株価も上昇してきた。

しかし2018年に入り、金利上昇のピッチが急加速しており、株価にマイナスに作用するのではないかと想定している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日1日(木)は、久しぶりに日経平均と米ドル/円がともに上昇し、米ドル/円は109円台後半まで回復した。ただし、金利上昇が米ドル/円の上値を重くしており、引き続き米ドル/円は戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。