2018年2月6日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日5日(月)、NYダウが史上最大の下げ幅を記録し、連れて日経平均も急落している。

米FRB議長パウエル氏が就任してすぐに早速の洗礼を受けたようだ。過去にも2006年就任のバーナンキの時は2007年サブプライム、2008年リーマンショックがあり、その前の1987年就任のグリーンスパンの時もブラックマンデーが起きた。前任者の就任期間が長くなったその後の就任者には、何かしらの洗礼があるというのがアノマリーのようだ。

今回の株価の急落を受けて、米ドル/円は昨日5日(月)の高値110.28円付近から109円を割り込み、本日6日(火)朝には108.54円付近の安値をつけている。リスクオフ相場がどこまで進むかが焦点となりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジは、108.00~110.70円。戦略としては、特に109円台前半を中心に戻り売りで臨みたい。現在の為替相場は完全に株連動相場となっているため、指値などを入れたトレードはなるべく避け、リアルタイムで相場をしっかりみつつ、株の動きに注視しながらのトレードで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。