2018年2月7日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米長期金利の上昇が、米国株の急落を招いた。米長期金利は、1月から上昇が顕著だったが、特に2.6%を超えてからは、上昇ピッチがさらに速くなった。そのため、米国株の調整に対する警戒感が高まっていたが、パウエル新FRB議長の就任直後というタイミングでその調整が訪れた。
また、リスクパリティという、ボラティリティに合わせてポートフォリオを構築していた投資家からの売りも、株価の下げを助長していると思われる。
米国株の急落を受け、昨日6日(火)は、日経平均も一時1600円以上もの暴落を演じた。米ドル/円も一時108円台半ばまで下落したが、まだレンジを抜けきれていない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
2017年の年末から仮想通貨が暴落し、2018年に入り株価が暴落したことで、次は為替市場の暴落に対する警戒感も高まっている。
急落の後の反発も強烈だが、株価の調整による反落はまだ続きそうだ。
米国株の調整局面では、米ドル/円も上値が重く、引き続き戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。