2018年3月5日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今注目しているのが、ユーロ/豪ドルと豪ドル/円だ。豪ドルはリスク指標通貨の一つで、株価に対する感応度が高い。そのため、このところの株価下落を受け、豪ドル安が顕著となっている。特にユーロ/豪ドルは、1.5820~30ドルのレジスタンスを上抜け、テクニカル的にもさらなる上昇(豪ドル安)に注目している。
また、トランプ政権が保護主義的な政策に傾斜していることも、株価を押し下げる要因となっており、こちらも豪ドル安の進行に繋がる可能性が考えられる。
そして、今週9日(金)に発表される米雇用統計では、先月2月に上振れた平均時給の数値に注目が集まる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で103.50~106.50円、ユーロ/豪ドルで1.5750~1.6250ドル、豪ドル/円で80.00~82.50円を予想している。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。