本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。

お金のなる気分,BSジャパン
MC高橋真麻さん(©BSジャパン)

夫婦2人がゆとりある老後生活に必要だと思う生活費はどれくらいだろうか?

番組によると、75%以上の人が「月30万円」とこたえているという。

今回紹介された、2017年9月発表の調査を詳しく見てみると、「月35万円以上」の回答が44.1%と最多で、前年を21.7ポイント上回った。さらに次点の「月30万~34万円」を合わせると、75%以上の人が月30万以上必要だと感じているのだ。

シミュレーションしてみた

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ファイナンシャルプランナー合田菜実子さん(©BSジャパン)

番組では50歳の夫と48歳の妻と子供1人の構成で「人生ゲーム」に例えたシミュレーションが行われた。世帯年収800万円の“ゆとり家”は毎月の支出が51万2,000円。65歳で住宅ローンが終わり子供も独立したので支出も33万円へと削減されるが、この“ゆとり生活”を死ぬまで続けるには9,900万円かかる試算に。

しかもそこへ「介護医療予備費」や家の「リフォーム代」なども加えると総額1億1,400万円も必要となる。

MCの高橋真麻さんは「ムリじゃないですか」と驚くが、FP合田菜実子さんが「年金」について説明したうえで、 “秘策”として「固定費を見直して老後にまわす」ことを提案。例えば「携帯電話を格安スマホに変える」や「保険料の無駄を省く」などだ。他にも3%複利での積み立て投資や、65歳ならまだまだ若いと考えて夫婦で働くというものも。

定年までの時間を有効に使うことで、今から将来設計をすることが大切だ。

負債100億円から復活した高級テーラー

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銀座テーラーグループ代表取締役社長鰐渕美恵子さん(©BSジャパン)

番組後半では、銀座テーラーグループ代表・鰐渕恵美子さんが登場。1935年創業の銀座テーラーは、佐藤栄作元首相や、スカルノ元フィリピン大統領など(ともに故人)多くの著名人に愛用された高級紳士服店だ。番組では鰐渕さんに「老舗ブランドの役割」と「経営者としての心意気」についてうかがっている。

専業主婦であった鰐渕さんだが、バブル崩壊とともに高級スーツが売れなくなり、追い打ちをかけるように夫が病に倒れ、52歳で社長に就任。当時会社には100億円もの負債があったが、後ろを振り返らず前しか見ないと毎日、自分を奮い立たせた。経営については知識がなかったが、販路を広げ顧客をつかむため積極的に外の世界へ踏み出した。

また銀座テーラー復活には高級な“ハンドメイド”以外にも、リーズナブルな“マシンメイド”を受け入れた「セカンドブランド」がカギと考え、テーラーの職人さんには反対を押し切り、仕上げはマシンメイドであってもさまざまな工程を職人が仕立てる新たなブランド「SAMURAI」を生み出した。その甲斐あってか、鰐渕さんは15年かけて100億円もの負債を完済させた。

厳選された素材と確かな技術で作られた服は体にフィットし、着る者の能力や見た目を格段に引き上げてくれる。高級紳士服とは男性にとっては大切な「勝負服」なのだ。(ZUU online編集部)

放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。

『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/

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