2018年3月7日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日6日(火)、北朝鮮が非核化に向け米国と対話する意向を表明したとの報道を受け、地政学リスクの後退からマーケットはリスクオンとなり、株価が上昇した。ポジティブな材料ではあるが、実際に核を放棄しない限りトランプ米大統領は対話に応じることはないだろう。
そして、トランプ米大統領が打ち出した輸入関税に反対していた、ゲーリー・コーン米国家経済会議委員長が辞任したことも話題となっている。トランプ反対派が辞任したことで、トランプ政権のスタンスがより強固となり、こちらはリスクオフ要因となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は、105円ちょうどにオプション絡みのバリアがあり、105円を抜けるには時間を要するだろう。一方で、リスクオフ要因の報道や、9日(金)に控えるSQ(特別清算指数)の発表などの影響で上値も重い。引き続き米ドル/円は、戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。