3月決算企業の第3四半期決算も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によると上場企業の経常利益は世界的な景気拡大の恩恵を受ける企業がけん引し前年同期比2割近い増益となった模様です。
そしてこのように好調な決算となるなか通期の業績予想を上方修正する企業も少なからずみられましたが、そうした銘柄のなかには上方修正により大幅な増益予想となったものもあります。
そこで今回は通期の営業利益を上方修正した3月決算銘柄のなかから、上方修正で一桁の増益予想が二桁の増益予想となったものをピックアップしてみました。
例えば中間決算での上方修正でわずかな増益予想に転じたトヨタ <7203> では、この第3四半期決算での今期3度目の上方修正で10%余りの増益予想となっています。また、テルモ <4543> は今期初の上方修正で7%余りの増益予想が20%余りの増益予想となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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