医療保険は各保険会社から販売されていますが、それぞれの違いや特徴、どのような点が優れているかなど、商品を販売している人にしか分からないことが数多くあります。事前に保障内容について調べておくことは必要ですが、どの保険を選んだら良いかは代理店などに聞いた方が分かりやすいでしょう。そのためには信頼できる代理店選びが必要不可欠です。

そこで今回は、代理店選びの重要さについて解説していきます。

保険選びの難しさ

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(写真=fizkes/Shutterstock.com)

保険には、医療保険やがん保険、個人年金保険、損害保険など数多くあります。例えば子育て世帯を考えた場合、複数の種類の保険に加入している場合が多いでしょう。

最近の保障内容は、同じ種類の保険であっても保険会社によって違いがあり、単純に比較するのも難しい場合があります。ただでさえ複雑な保険商品ですが、普段から情報が入りにくい一般的な家庭(消費者)が保障内容を十分に理解し、納得して加入するにはかなり時間がかかります。

インターネット経由で加入できる保険が増える一方、保障内容を勘違いして加入している人も見られます。保障内容を十分に理解した上で加入することが原則ですが、実際にはそのハードルは高いと考えられます。100%納得したうえで保険に加入するのは、難しいのではないでしょうか。

信頼できる代理店を探そう

保険に加入できるルートは複数ありますが、最近は、金融機関が代理店になっているケースもあり、1社のみを扱う代理店や保険会社が直接販売する直売など、販売ルートはさまざまです。複数の保険会社と契約した保険代理店に所属する保険募集人から案内してもらう人も多いでしょう。

どのようなルートであれ、重要なのは代理店選びです。普段から保険を扱っているプロですから、保険商品の違いを把握していますので、プロの考え方をもとに保険選びをしていきます。自分では考えが及ばない観点からアドバイスを受けることができるでしょう。そのためには、代理店が信頼できるかどうかの見極めが重要です。

複数の商品を取り扱う代理店がベター

複数の保険会社の商品を扱っていれば、比較検討する上でアドバイスを受けることができます。複数といっても、終身保険はA社、医療保険はB社、個人年金保険はC社という取り扱い方では比較できません。あくまでも医療保険はA〜J社の10社取り扱っているなど同じ種類の保険を複数扱っている必要があります。

複数の医療保険を扱っている代理店であれば、それぞれの良さや商品ごとの違い、どの商品がふさわしいかなど豊富な選択肢から選択することができます。

なお勧誘する際に不安をあおらない、その場ですぐに契約を迫ってこない(ゆっくり考える期間がある)など販売のスタイルでも信頼できるかどうか判断できます。もともと保険は不安があるため加入するものです。あらゆるリスクを保険でカバーするには金銭的な負担が大きくなり過ぎますし、このことは誰にでもあてはまることなので、相談者の家計状況を考えずに契約を迫ってくるスタイルには注意が必要です。

自分に合った保険を選ぶには代理店選びから

基本的には自分で保険の内容を確認し、理解しなければなりません。保険の内容を理解するためには、サイトに記載されている商品概要だけでなく、契約内容や約款を読む必要があります。複数の契約内容や約款を読み、比較検討するのは時間がかかりますので、まずは信頼できる代理店探しから始めます。

2016年5月29日に保険業法が改正され、加入目的の把握や勧めている保険の推奨理由の明確化など、顧客本位の体制になることが期待されています。それでもなお、本当に相談者のために勧めているかどうかの見極めは必要ですので、複数の代理店に相談するなど、代理店探しも重視しましょう。(提供:保険見直しonline


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