2018年4月27日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日26日(木)に行われたECB理事会をきっかけに、ユーロ/米ドルが下落し、一時1.21ドルを割り込む場面もあった。また、米ドル/円は今週109円台を乗せるなど、全体的に米ドル買いの展開となっている。

マーケットの話題は、武田薬品工業による英国に上場するアイルランドの製薬会社シャイアーの巨額買収。買収総額は日本円で約7兆円に上り、そのうちの3兆円はキャッシュで調達するのではないかとの噂も出ており、為替に影響を与えることは必至だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

キャッシュによる調達の一部は、米ドルで手当する必要があるとの噂もあり、英ポンド/円だけではなく、米ドル/円の買いも出るとの憶測も広まっている。直近の報道では、シャイアーが暫定合意したと伝わっているが、引き続きこの買収案件の報道の行方に注目したい。すでに買収絡みの米ドル/円の買いが出ているとの声もあり、騒動が落ち着くまで、米ドル/円は底堅く推移すると見ている。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。