2018年5月1日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週の米ドル/円は、レンジの上限を狙いに行くような展開を想定している。輸出企業の想定レートが109.66円のため、それをカバー出来る109円ミドルから110円付近に売りオーダーが並んでおり、110.50円を突破して上昇というシナリオは考えづらい。104円台から徐々に下値を切り上げてきたが、今となっては108円台すら堅い印象ではあるものの、110円ミドルを容易に突破することは難しいだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円の予想レンジは、108~110.50円。今週4日(金)には米雇用統計を控えており、結果が悪ければ米ドル円の下落ちはあるかも知れないが、限定的だろう。108円台や109円台で買いオーダーが並んでくることが予想されるが、オーダーがつかなければ、GW明けに買いが吹くことも考えられる。今週の戦略としては、押し目買いを回すスタンスで、108円台、109円台辺りで下を拾ってロングポジションを作っておき、110円付近で利食うスタイルを回転させたい。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。