2018年5月2日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日1日(火)に発表された米アップルの決算は、予想より好調だった。さらにアップルは、自社株の買い戻しに追加で1000億ドルを投じると発表し、マーケットを驚かせた。これを受け、NYダウは下落したものの、ハイテク株の多いナスダック総合株価指数は上昇した。
現在の為替相場の戦略やスタンス
最近はNYダウが軟調にも関わらず、米ドル/円は堅調に推移する傾向が強い。マーケットの噂では、武田薬品工業によるアイルランドの製薬会社シャイアーの巨額買収に絡んだ、実需の円売り、米ドル買いが出ていることが原因とのこと。これにより、他通貨のクロス円の下落やNYダウの下落に関係なく、米ドル/円は底堅く推移している。
110円近辺では、輸出企業による売りで上値を抑えられそうだが、109円割れには実需の買いが並んでいる模様。米ドル/円は当面この底堅さが続くと見ているため、押し目買いを狙っていきたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。