2018年5月18日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は111円付近まで上昇しているが、マーケットの噂では、武田薬品工業の大型買収に絡んだ米ドル買いが影響しているとのこと。
一方、ファンダメンタルズでは、イランの核合意の破棄、米大使館のイスラエルへの移転、米中貿易摩擦など、リスクオフ要因が多く、金融市場を取り巻く環境は芳しくない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円が強く、日経平均も米国株も底堅い。強いドル金利が米ドル/円を押し上げている要因の一つではあるが、買収絡みの特殊な買いも影響しているようだ。しかし、この上昇がどこまで続くかは不透明。
仮に本日18日(金)のNY市場で、111円台で引けた場合、テクニカル的には上昇の可能性も出てくる。しかし、通商問題による円高リスクも残っているため、安易にロングはしにくい。
米ドル/円の動向を見ながら、短期のデイトレに集中したい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。