2018年5月22日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

複数の米ドル買い材料を背景に、米ドルが上昇してきた。特に、米中貿易交渉のリスク回避で円を買っていた投資家にとっては、残念な結果となったであろう。

米ドル/円は、2017年1月からの下降トレンドラインのある112円が直近のターゲット。

欧州では、イタリアの新政権に対する不安から欧州債券が売られており、ユーロの売り材料となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は、本日22日(火)に米2年債入札、23日(水)に米5年債入札、そして24日(木)に米7年債入札を控えており、米長期金利の動向に注意が必要となる。米長期金利は、米ドル高を牽引するドライバーとなっており、金利が低下し始めると米ドル高の調整が入る可能性がある。

米ドル/円は112円、ユーロ/米ドルは1.15ドルをターゲットとしており、長期的に米ドル高目線は変わらないが、調整の動きには注意したい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。