12月決算企業の第1四半期決算発表も先週で終了しました。そのため決算発表後のアナリストによる業績や目標株価の見直し作業も順次進んでいると思われます。
こうしたなか先日の投資のヒントでは8日までに決算を発表した銘柄を対象に目標株価の引き上げがあったものを取り上げましたが、今回は9日以降に決算を発表したTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に決算発表後に目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかで目標株価の引き上げが多かったのが大塚ホールディングス <4578> と資生堂 <4911> で、第1四半期の好調な業績を受けて決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。
また、SUMCO <3436> でも3社が目標株価を引き上げたほか、昭和電工 <4004> やトレンドマイクロ <4704> 、堀場製作所 <6856> 、キリンホールディングス <2503> でも決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・今期減益の要因と日経平均のバリュエーション
・節目の2万3000円台回復を試す 抜ければ上昇加速の可能性も
・決算発表一巡後の日経平均の動きは?
・銀行18/3期決算発表開始:そろそろメガバンクに強気に
・とあるニューヨークのヘッジファンドが、日本の個人投資家に勧める投資法