2018年5月25日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
アルゼンチンペソ、トルコリラの新興国通貨が急落したことで、23日(水)の東京市場から、株安、円高のリスクオフ相場となった。これらの新興国は、経済が不安定なことから「フラジャイル(脆弱)」とも呼ばれており、米金利上昇による自国からの資金流出が通貨安を招いたようだ。
そして、昨日24日(木)は、米朝首脳会談中止の報道が株価をさらに押し下げ、米ドル/円も一時109円を割り込んだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米朝首脳会談を巡り、マーケットはヘッドラインで振らされてきたが、再び緊張感が高まったことで、株にとってはネガティブな状況となっている。米ドル/円やクロス円も上値が重く、ここからはじり安の展開を予想している。米ドル/円とユーロ/円は、戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。