2018年5月30日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
イタリア政局の混乱に対する懸念が拡大していることを背景に、イタリアの債券が売られ、イタリア10年国債対独スプレッドが急拡大した。イタリアの再選挙が7月に実施される可能性も浮上しているようだが、この混乱はしばらく収まりそうにない。
極右政党の「同盟」からは、EU離脱をほのめかす発言もあり、ユーロの下落はしばらく続きそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
欧州の混乱を受け、米国株と米長期金利も下落しており、米長期金利は3%を大きく割り込んでいる。これを受け、米ドル/円も下落しており、円高とユーロ安が加速する中、特にユーロ/円の上値が重い。引き続き、ユーロ/円は戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。