転職サイト(5) 残業時間目安で絞りこめる@type(アット・タイプ)

さまざまな職種から転職・求人案件を検索できる転職サイトが「@type(アット・タイプ)」だ。「職種」と「勤務地」、「年収」を指定して案件を検索することができるほか、フリーキーワードで探すことも可能だ。

ユニークな機能が、残業時間目安や月給順で転職・求人案件を絞りこむことができること。残業時間目安では「10時間以内」「20時間以内」「30時間以内」の3つの中からどれかを選択する形となる。また、よく使われている条件として挙げられている「大規模開発に関わる」「1次請け7割以上」「自己PR不要」などを選択して案件を絞りこむことも可能だ。

@typeの転職サイト内では、転職のノウハウなどをまとめたコンテンツも充実している。例えばオリジナルマンガ「お仕事あるある」や「人事担当者がこっそり教える採用ウラ話」「職務経歴書50選」などで、転職活動の前後にさまざまな知識やノウハウを知ることができるようになっている。

匿名で能力・経歴などを登録することにより、企業側からスカウトやダイレクトメッセージを受けることも可能で、検索かスカウト待ちか、自分に合った方法で転職活動を進めていくことができる。

https://type.jp/

転職サイト(6) ITやウェブ系求人に強いFind Job!(ファインドジョブ)

転職サイトの「Find Job!(ファインドジョブ)」は、特にIT・ウェブ系の転職・求人情報が多めに掲載されていることが特徴だ。そのためウェブディレクターやエンジニアなどの案件が多く、実際の利用者もIT業界の人が多数を占めているようだ。

サイト内で掲載されている求人特集も、「Webディレクター求人特集~プロジェクトを支える道標になる!」「ゲーム業界の求人特集~世の中に楽しい!をつくりだそう」「エンジニア求人特集~新規事業に携わる!」などとIT・ウェブ系に特化しており、本人のスキルや目的にあった転職・求人情報を探す一助になっている。

サイト内では「転職ガイド」欄もあり、転職活動を4段階に分けて役立つ情報を提供している。ステップ1の「転職準備サポート」では転職活動を始めるタイミングや転職活動で具体的に取り組むこと、ステップ2の「仕事探しサポート」では会社選びのコツや求人情報を見極める視点などについて解説している。

ステップ3は「履歴書サポート」で、書類選考の通過率の高め方などを説明している。ステップ4の「面接サポート」では実際の面接時のOK集とNG集を紹介しているほか、業界ごとの面接のコツなどを解説している。

https://www.find-job.net/

転職サイト(7) IT系フリーランスに特化したレバテックフリーランス

フリーランスの人に特化した転職・求人サイトも存在する。それが「レバテックフリーランス」だ。

特にIT・Web系の転職・求人案件に強みがあり、サーバーエンジニアやデータベースエンジニアなどの「職種別」、ウェブサイトなどの作成に必要なPHPやHTML5などの「言語別」で案件を検索することができる。「単価」や「業界」、「エリア」で転職・求人案件を絞ることも可能になっている。

サイト内では、顔写真付きでコーディネーターも紹介されている。各コーディネーターのページを開くと、それまでに担当した案件の一覧を確認することができる。コーディネーター本人からのメッセージも添えられている。希望のコーディネーターに直接相談できることも、この転職・求人サイトの特徴の一つだ。

特にテクニカルカウンセラーと呼ばれる専門スタッフは、技術の話や業界の動向にも精通していることから、より希望と近い案件とマッチングするための強い味方であるとも言える。

https://freelance.levtech.jp/

転職エージェントとは?

転職活動においては、転職サイトのほかに「転職エージェント」を利用するという方法もある。一般的に転職サイトでは本人が求人検索をしながら気に入った案件に応募するケースが多いが、転職エージェントを利用した場合には、担当のキャリアアドバイザーがつくなどして転職活動が進んでいく。

「マイナビエージェント」や「JACリクルートメント」、「パソナキャリア」などが代表的な転職エージェントとして挙げられる。

例えば転職エージェントであるマイナビAGENTを利用する場合は、まずは無料転職サポートに申し込むことが第一歩となる。その後に専門のキャリアアドバイザーと面談し、キャリアカウンセリングを受ける形となる。

キャリアアドバイザーは転職先を探している登録者から経歴や希望などをヒヤリングし、抱える求人情報などの中から転職先を紹介する。応募先が決まったらキャリアアドバイザーとともに応募書類の記載や面接対策などを進め、その後に実際に企業の面接を受ける流れとなる。

自分に合った転職サイトや転職エージェントを選んで、うまく新天地で活躍する道筋をつけることが重要だ。(岡本一道、金融・経済ジャーナリスト)