4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終わりましたが、上場企業の2018年3月期の経常利益は日本経済新聞の集計によると前期比で17%に近い大幅な増益となったようです。そしてこのように2018年3月期が好決算となるなか、前期は減益予想が一転して増益で着地した銘柄も少なからずみられ、投資のヒントではそうした銘柄を取り上げてきました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか今回は今期の営業利益の減益予想が一転して増益となりそうな銘柄をピックアップしてみました。例えば日立建機 <6305> の会社予想は10%余りの減益予想ですが、コンセンサス予想は12%近い増益予想となっています。また、21%以上の大幅な減益予想となっているスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> でも9%近い増益が期待されているほか、小幅な減益予想となっているトヨタ <7203> でもコンセンサス予想は増益となっています。

会社予想は減益ながらコンセンサス予想が増益の主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
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