2018年6月13日10時半過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日12日(火)、注目の米朝首脳会談が無事終了した。メディアでは北朝鮮の非核化への具体的な成果が乏しかったといった批判的な意見もあるが、第一段階としては、トランプ米大統領にとって成功例の一つとなったと言えるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
日本時間の明日14日(木)の早朝にはFOMC、そして14日(木)の夜にはECB理事会と、ビッグイベントがまだ残っている。ユーロ/円は、週足の一目均衡表の雲の中で乱高下している。米ドル/円もユーロ/円の動きにつられて上下しており、イベントが終わるまでは、スイングポジションのリスクは抑えたい。利上げが100%織り込まれているFOMCの前は、米ドル/円は堅調に推移すると思われるが、5月21日の高値111.40円までは届かないだろう。イベント終了後の米ドル/円は、反落を想定しており、再び戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。