先月中旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の第1四半期決算発表も先週でほぼ半分が終了しました。そこで今回は先週末までに決算を発表した主な2月決算銘柄の決算を集計してみました。まだ、第1四半期ということもあって業績予想の修正に踏み切った企業はわずかでしたが、そうしたなかでも決算に株価が大きく反応する銘柄が目立ちました。
例えば第1四半期の営業利益が大幅な減益となったしまむら <8227> は決算発表の翌日に株価が15%以上下落したほか、同じく第1四半期の営業利益が大幅な減益となったアダストリア <2685> も株価が14%安となりました。さらに営業利益が2桁の増益を確保したニトリホールディングス <9843> や良品計画 <7453> でも株価が大きく下げ、良品計画は12%余りの下げとなっています。一方で西松屋チェーン <7545> やあさひ <3333> では決算を好感して株価が急伸しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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