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【目次】
①and factoryIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説 ※9/2更新(一部有料会員限定)
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント ※8/21更新 ※有料会員限定

会社名
and factory株式会社
コード
7035
市場
マザーズ
業種
サービス業
売買単位
100株
代表者名
小原 崇幹 /1984年生
本店所在地
東京都目黒区青葉台三丁目6番28号
設立年
2014年
従業員数
56人 (2018/06/30現在)(平均32.2歳、年収549.4万円)
事業内容
主にモバイル広告を掲載した無料スマートフォンアプリの提供、IoT(モノのインターネット)技術を導入したスマートホステル「&AND HOSTEL」の共同運営
URL
https://andfactory.co.jp/
株主数
12人 (目論見書より)
資本金
34,420,000円 (2018/07/30現在)
上場時発行済み株数
4,640,520株(別に潜在株式288,960株)
公開株数
851,000株(公募430,000株、売り出し310,000株、オーバーアロットメント111,000株)
調達資金使途
広告宣伝費、採用費・人件費、借入金の返済
連結会社
0社
スケジュール
仮条件決定:2018/08/17→2,470円 〜2,570円
ブックビルディング期間:2018/08/21 - 08/27
公開価格決定:2018/08/28→2,570円
申込期間:2018/08/29 - 09/03
払込期日:2018/09/05
上場日:2018/09/06→初値4,010円
シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
主幹事証券:みずほ証券
引受証券:大和証券
引受証券:SBI証券 (SBI証券の詳細記事はこちら)
引受証券:エース証券
引受証券:岩井コスモ証券
引受証券:いちよし証券
大株主
小原 崇幹 2,535,600株 56.35%
竹鼻 周 493,960株 10.98%
青木 倫治 436,200株 9.69%
(株)イグニス 210,520株 4.68%
飯村 洋平 160,720株 3.57%
梅谷 雄紀 141,360株 3.14%
水谷 亮 135,720株 3.02%
石田 育男 96,280株 2.14%
三嶋 航介 84,920株 1.89%
梅本 祐紀 67,760株 1.51%
業績動向(単位:百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
2016/08 連結実績 371 34 37 9
2017/08 単独実績 688 223 223 173
2018/08 単独3Q累計実績 1,013 209 205 133
ロックアップ情報
指定された株主は上場後180日目の平成31年3月4日までは普通株式の売却ができず(例外あり)
調達額(公開株数×公開価格)
21億8707万円(851,000株×2570円)
潜在株数(ストックオプション)
288,960株
ビジネスモデル解説 (執筆=株価プレス管理人)

and factoryは2014年9月に設立された、スマートフォン向けアプリケーションの開発企業である。特にアプリのデザイン及び構築力(UI/UXデザイン構築力)の差別化に注力し強みを発揮している。

現在は、モバイル広告を掲載のスマートフォンアプリを提供するSmartphone APP事業、IoT技術を導入したスマートホステル端末「&AND HOSTEL」の共同運営などを行うIoT事業の2つの事業部門から構成されている。

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(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)

■マンガアプリは右肩上がりでMAUが増加

Smartphone APP事業では、他社が運営する人気スマートフォンアプリの攻略及びマルチプレイのパートナーを募集する掲示板アプリ「最強シリーズ」の開発・運用を展開中。

またスクウェア・エニックス<<9684>と共同開発のスマホ用マンガアプリ「マンガUP!」、同様に白泉社と共同開発「マンガPark」の、マンガアプリ運用も手掛けている。

「最強シリーズ」については、アプリの運営によって得られるアフィリエイトや広告クリックによる収入が中心である。一方のマンガアプリについては、アプリ内で販売する電子マンガのダウンロード課金及びクリックの広告収入等が中心となっている。

2018年5月末時点で四半期平均MAU(Monthly Active User:1か月に1度でもアプリを利用したユーザー数)は「最強シリーズ」53万人、マンガアプリ204万人である。

なおマンガアプリは右肩上がりでMAUが増加しているが、「最強シリーズ」は2017年11月末の92万人をピークに、2018年2月70万人、同5月53万人と減少している点は留意の必要がある。

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(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)

ゲーム向け・マンガ向けいずれも、コンテンツそのものを開発するのではなく、周辺領域及びインフラ回りのアプリを開発することで、コンテンツ及びアプリ特有の当たり・外れのリスクを避ける形での事業展開を可能としている。

■複数のIoTデバイスの操作を可能とするIoTプラットフォームアプリの開発

IoT事業では、複数のIoTデバイスの操作を可能とするIoTプラットフォームアプリの開発等を行い、主に宿泊領域で事業を展開中である。単にアプリを提供するのみではなく、様々なIoTデバイスを備えたスマートホステル「&AND HOSTEL」の企画、開発も行っている。

「&AND HOSTEL」については福岡1施設、東京4施設の5施設を開設し、また本年12月までに4件の新規開業を予定中である。また他社ホテルチェーンに対して同社の宿泊管理システム「innto」、宿泊施設専用タブレットサービス「tabii」の提供も行っている。

■業績推移 2017年8月期は大幅な増収増益

上場申請決算期の2017年8月期は売上高6.9億円(対前年同期比181%増)、営業利益2.2億円(同176%増)と大幅な増収増益を果たした。

2018年8月期計画は売上高18億円(同+163%増)、営業利益3億円(同54%増)であり、引き続き増収増益の計画となっている。当期第3四半期の時点で売上高10億円、営業利益2億円であり、通期計画達成に向け、進捗は順調になされている。

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