先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も終了しましたが、7月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
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そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがソニー(6758)で、第1四半期の営業利益が2割を超す大幅な増益となったこともあって決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、第1四半期の経常利益が4割以上の増益となったJFEホールディングス(5411)でも5社が目標株価を引き上げたほか、コーセー(4922)でも決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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