日経平均   22,601.77円 △190.95円
≪東証一部≫
売買高    9億8,377万株
売買代金  1兆7634億0800万円
値上り銘柄数 1,497銘柄
値下り銘柄数 515銘柄
騰落レシオ(25日) 92.34% △5.85% 為替 1ドル=111.37円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

●週末の持高調整の買い戻しで堅調

米国株は軟調となったのですが、円安を好感して買い先行となりました。ただ、週末の持高調整のなかで円安への反応も長続きせず、中国市場などを気にして冴えない展開となりました。特に手掛かりに乏しい中で持高調整の売り買いが中心となっていたようで空売りの多い銘柄等が大きく買われ指数を押し上げていました。

昼の時間帯も特に手掛かりもなく先物の持高調整の売り買いが出ていたようで日経平均先物が買われTOPIX先物が売られるという展開となりました。後場に入ると買い戻しを急ぐ動きが強まり、空売りが多い銘柄がさらに上値追いとなり、指数を押し上げる展開となりました。特に何もないなかで持高調整の売り買いに振らされているということなのですが、上値を試す動きになり、最後まで買い戻しが続き高値圏での引けとなりました。

小型銘柄も買い戻しや買い直しの動きで堅調なものが目立ちました。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は散発的にまとまった買いが入り、売り物薄のなかで指数を押し上げる要因となっていました。断続的な動きは見られず持高調整の買い戻しとみられます。

堅調な地合いが続いていたことで手仕舞い売りも出てくるかと思ったのですが目先的な持高調整の買い戻しが多かったようです。週末の海外市場動向や為替動向をにらみながら、引き続き空売りの多い銘柄の買い戻しなどを中心とした動きになるのでしょう。

●テクニカル分析

日経平均
移動平均線を抜けて上値を試す動きとなっています。遅行線も日々線を抜けて来そうで「三役好転」となりそうです。来週も22,500円水準を保てるようであればさらに上値を試す動きが期待されます。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立_(現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。