日経平均 22,580.83 円 ▼ 116.07 円
≪東証一部≫
売買高 12億3,444万株
売買代金 2兆2644億4900万円
値上り銘柄数 701 銘柄
値下り銘柄数 1,297 銘柄
騰落レシオ(25日) 83.42 % ▼ 2.88 %
為替 1ドル=111.50 円
市況概況
米国株が軟調となったことから売り先行となりました。それでも、日経平均に影響の大きな銘柄が買い先行となり、日経平均は下げ渋りとなりました。ただ、いったん手仕舞い売りに押されて節目と見られる22,600円を試すような場面もあり、軟調でした。底堅さが核にされると買い戻しを急ぐ動きもあったのですが、昨日の終値を意識するところまで戻したのですが、中国株が売り先行となったこともあり、再度売り直されて冴えない展開となりました。
昼の時間帯も中国株が売られたこともあり、冴えない展開が続きました。後場の寄り付きは手仕舞い売りが出て節目と見られる22,600円を割り込んで始まったのですが、日銀のETF(上場投資信託)買いも入ったようで、日経平均に影響の大きな銘柄等は上げ幅縮小となるものもあったのですが、総じて下げ渋りとなりました。戻りを試す場面も何度かあったのですが、腰の座った買いも入らず、貿易摩擦懸念や中国への懸念などが根強いことから手仕舞い売りに押されて最後まで冴えない動きでした。それでも空売りの良い銘柄の買い戻しもあって総じて底堅い感じではあったのですが冴えない展開でした。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調となりました。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、指数を動かす場面もあったのですが、大きな動きになるということでもなく、方向感もありませんでした。
今日はファーストリテイリング(9983)だけという感じでした。それ以外の銘柄は中国株安や貿易摩擦懸念などが根強いことから値動きが悪いとすぐに売られるという感じで総じて冴えない展開でした。ここからも積極的に買い上がる材料もないことから指数に絡んでの売り買いや個別の材料での売り買いが中心で日経平均などの指数は上値も重く、底堅く、方向感に乏しい展開となりそうです。
●テクニカル分析
日経平均
22,600円水準の「窓埋め」では下げ渋りとなったのですが、下落が続きそうです。移動平均線や雲、基準線のサポートを確認するような場面もあるものと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。