7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期が大幅な増益となるなか今期に最高益更新を予想する企業も少なくありませんが、こうした銘柄のなかには大幅な上振れが期待されているものもみられます。
そこで今回は営業利益のコンセンサス予想が最高益更新予想の会社予想を1割以上上回る3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば14年ぶりの最高益を見込む王子ホールディングス(3861)ではコンセンサス予想が会社予想を12%以上上回るほか、11年ぶりの最高益更新予想となっているコマツ(6301)でもコンセンサス予想が会社予想を14%近く上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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